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漢方ブログ

第29話 39度の発熱、嘔吐、下痢が漢方薬のみで一晩で治癒

2010.11.11

60代のZさんは、箱根を10㎞ほど歩いてめぐったその晩に、39度の発熱と悪寒があり、しかも嘔吐と下痢をしました。様子を聞くと、いつもはそれぐらい歩くと汗をかくのに全然かくことがなかったといいます。しかも、帰ってきてから、嘔吐と下痢をしたといいます。水のような下痢で、出てしまうとさっぱりしたといいますが、おさまりません。胃腸を冷やすようなソバは食べなかったと聞くと、食べたといいます。葛根湯を近くの薬局で買って飲んでもいいかと聞かれたので、内外の風寒湿証であるので飲んではいけませんと申しあげた。もちろん、内外の風寒湿証によいお薬を飲んでいただき、おかゆを食べて休むようにすすめた。一晩で熱も下がり、嘔吐、下痢も治った次第である。今の時期の箱根は冷えることは当然であり、汗をかくはずが、かかないのはすでに風寒の邪に犯されていたことを意味する。しかも、そこへ胃腸を冷やすソバを食べているとなると、当然の症状が起こることになる。

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