このような症状の方へ
睡眠障害・不眠・不安
相談の来られたのは7月上旬、60代の女性である。今年の6月から頭・首・胸・腰に湿疹ができ、大学病院からステロイド軟膏が処方されたが、つけたところ悪化してしまった。湿疹は温まると痒くなり、ほんのりとした赤みのある丘疹で、ひどく痒いわけではない。半年ほど前に、ご主人が病気をし、その後、ねつきが悪くなり、全く寝た気がせず、夢ばかりみている。先に先に物事を考え、色々なことが気になり、心配でしょうがない。考えると動悸もするという。
湿疹は弱い実熱のもので、不安、動悸、不眠は心陰虚から起こっている。当然、両方を考慮して薬物を配合する必要がある。かゆみは2週間で治り、不安、動悸、不眠は2ヶ月で落ち着いた。
本人が言うには、色々気になっていたことに目を向けなくなったという。睡眠についても、今日は眠れるかしらなどと考えていたことすらしなくなったという。
考えないというのは、まだ意識している範疇で、忘れてしまっているようでなければ、治っているとはいえない。今の睡眠薬や睡眠導入剤は治しているのではなく、力で眠らせているから、いつまでも止められないのは当然であろう。
治療の流れについて
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問診
現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。初回は詳しく体質等お聞きするため1時間ほどかかります。もし何らかの事情でご本人様がご来店できない場合は、電話相談も承っております。
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カウンセリング
今までの経過や体質、症状等を詳しくお伺いし、なぜ病気になったのか、そしてこれからどのように健康を取り戻していくかを一人一人に合わせてお話いたします。
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漢方薬のご用意
薬の用意ができたら、のみ方などを丁寧にご説明します。漢方薬なので、基本的な決まりごとや、お客様の生活スタイルに合わせたのみ方などをアドバイス致します。
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アフターフォロー
お薬をお渡しした後も、のみ方の確認やその後の経過を電話やメールなどでお伺いし、適切な対処をしていきます。特に飲み始めの時期には体調の変化にお応えできるよう、心身共にしっかりサポート致しますのでお気軽にご連絡ください。