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眼底出血による視野狭窄からの回復 7歳

2014.04.16

7年前の赤ちゃんの時に、不慮の事故・・・父親が抱いていたが、首がまだすわっていない時で、ガクッと首が傾き、運悪く硬い木の椅子にぶつけ、脳の硬膜下血腫を起こしたお子さんがいました。手術もできないと言われ、私に相談されました。
運良く漢方でその血腫もなくすことができたのですが、その後一つだけ気になることがありました。といいますのは、どうも目が見えていないのではないかと懸念されていたのです。しかし、眼科に連れて行っても幼い子供のことですから、見えるのか見えないのか本人や家族も答えようがありません。家族も子供のことを考え、目に良いというものは飲ませてはいましたが、子供でもあり、無理に飲ませることもしないまま小学校1年生になりました。ところが、学校の眼の検診でまっすぐ物を見ていない様子から、眼底に出血があり、そのためまっすぐは見られず、斜めにみているということがわかったのです。
そこでおばあちゃんがまた私に相談をしてこられたのです。「何とかなりませんか?」と。私は、開竅薬(かいきょうやく)と漢方薬をお勧めしました。開竅とは開くという字と竅(あな)という字から成り立っています。竅は、穴と白と放つでできた字です。穴の中に白い光が放たれる、つまり洞窟の穴に一本の白い光が突き通ることを意味しています。総じて、通りにくいものを突き通す薬のことです。
香薬が主体で、香りですから、どんなに狭い所でもしみこんで突き進む作用があります。難聴や嗅覚消失、半身麻痺や四肢麻痺、痴呆に効力を発揮します。アスペルガーに良かった例もあります。
それから6カ月位した頃、その子供さんは、斜めに見ることをしなくなり、まっすぐ見るようになりました。それがわかった時に、おばあちゃんは大喜びで電話をかけて知らせてくれました。本当によかったですね。

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