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漢方ブログ

第13話 肥満と不妊症の悩み  漢方編

2009.10.21

 Aさんは、結婚後5年がたちましたが、なかなか妊娠することができません。さらに、結婚してから体重も増え、いろいろダイエットも試みたのですが、肥満は解消されません。食事も生野菜中心にしているのですが、体重は依然として落ちず、最近では、生野菜を食べ過ぎると、腹痛や下痢をするようになりました。
 身体が重だるく、疲れると尿量が減り、むくみが出ます。生理も遅れがちで、生理痛があり、白色のおりものが多く出ます。
 Aさんは痰湿阻滞証といって、身体に不必要な水分がたまってしまい、その水分が生理や妊娠を正常にコントロールする衝任脈の流れを悪くするために、妊娠することができなくなってしまったのです。
 生野菜は衝任脈や子宮を冷やすことと、水気を助長する作用があるのです。Aさんには痰湿を取除く処方を飲んでもらい、煮物を中心に食べていただきました。すると、前より食べているのに、体重が減り始め、8ヶ月後に妊娠することができました。
 妊娠中も体調を整えるために、漢方薬を服用していただき、無事男の赤ちゃんを出産されました。
☆最近、身体のために水分を沢山とりなさい式健康法がいわれていますが、とってもいい人ととってはいけない人がいることを知る必要があります。不要な水分の害は不妊症だけでなく、身体をだるくしたり、関節や腰痛の原因にもなります。ご相談下さい。

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