漢方ブログ
第83話 生後6カ月の孫が40度の発熱 漢方薬2服で解熱
2013.02.15
わが娘は、子供つまり私の孫が発熱すると、「翌日までに解熱させて。」と、私の所へ預けに来る。なぜ翌日までかというと、仕事をしているので昼間は保育園へ預けたいからである。今回はインフルエンザも流行っているさなか、40度の発熱である。さすがにインフルエンザでは困るというので、病院に連れて行き、インフルエンザかどうか、鼻の中に綿棒を入れて検査してもらった。結果は運よく陰性であった。
もちろん、漢方ではインフルエンザも治療は同じであるが、保育園の手前、インフルエンザであっても完治していることの証明が必要な訳である。
娘には、通じはどうかと聞くと、今日は通じがないという。食欲はあり、水もよく飲み、オムツの尿色は濃い。寒がっている様子はなく、鼻汁は黄色く、顔は赤く、手を近づけるだけで熱気が伝わってくる。
弁証は風熱証と陽明病証と判断し、処方を投与した。2服で解熱し、翌日いつものように9時に保育園へ連れて行った。