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不安神経症で胸痛と胸苦しさを訴える

2014.11.25

患者は、73歳 男性 会社役員で、症状はすでに1年半前からあったが、今年の2月頃からひどくなり始め、心療内科には今年4月からかかっています。
不眠は10年来で、眠剤を飲んで眠るようにしており、仕事はすでに御子息に任せているのだが、銀行との取引や、支払いの事に関しては未だに手は抜けないと感じ、必要に応じて協力をしています。
性格はちょっとしたことにも執着し考えてしまう方で、色々考えていると尿意を催してくるが、少ししか出ず、出にくい。
高血圧で、尿酸値、コレステロール、中性脂肪が高く、薬を内科からもらっています。
23時から0時頃寝るが、決まって3時半頃目が覚める。
食欲はなく、動悸がしたり、息切れもするが、不安感が強いと胸が痛くなったり、胸苦しくなったりする。とにかく、経営の事が気になってしょうがなく、悲愴な面持ちである。
1回目に、漢方処方を10日分投与すると少しいいとのこと、更に胸悶感を主にした漢方を更に6日分投与。経過は胸苦しさも大分いいとのことであったが、その後7日分を出し、それから来なくなりました。
決め手は、症状を速やかに楽にすることが、不安感を取り除くには一番である。
しかし、この患者さんは楽になったことと、治りきるということが違うことが、わかっていないことは残念です。きっと近いうちにまた相談に来ることになるでしょう。

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